2022/06/01 08:19
1、苗土づくり
2、種もみの選別
3、浸種
4、播種
5、プール育苗
6、代掻き
7、田植え
8、除草
9、水管理
10、収穫
11、乾燥
12、籾保管
13、籾摺り
大雑把に分類すると玄米で出荷するまでに13の作業があります。
昔から米作りは八十八の手間がかかる と言われていますのでザックリと分類していることはご容赦下さい。
1、苗土づくり
お米の苗を育てるためには土が必要です。その土のことを苗土と呼びます。
ほとんどの農家は、苗土は購入していますが弊農園では作ります。
田んぼの土と燻炭(もみ殻を燻したもの)・ヌカ・鶏糞(2020年より養鶏を始めましたのでその糞です)を混ぜ
発酵させたものです。
2、種もみの選別
種もみは、自家採取したものを使用しています。
自家採取を続けた種は、その土地に合うと言われています。
自家採取した種を塩水につけ比重の重たい種を選抜します。
3、浸種
選別した種を水につけ芽出しを行います。
水は、井戸水を利用しています。
4、播種
浸種した種を乾かし、育苗箱(長方形の育苗用容器)に自家製苗土と種を落とします。
5、プール育苗
播種した育苗箱をビニールハウス内に設けたプールの中に浸します。
6、代掻き
田植えに向けた田んぼの準備です。田んぼに水を入れトラクターで浅く・浅く耕うん(攪拌)します。
7、田植え
代掻きが終わり田んぼの沈殿(攪拌によっておこったもの)が落ち着いたら水位をさげ田植え機を使い田植えです。
8、除草
チェーンを引っ張って田んぼの中を行き来します。初期除草にしか効果はありません。
初期除草に失敗すると。。。他の記事に委ねますが、えらいことです。。。
9、水管理
草を抑えるため出来る限り深水で管理します。
しかし田植えから40日後位から間断潅水(乾燥と潅水を数日ごとに行う)を行い分けつを促します。
その後は、表面が露出しない程度に水位を保ち収穫ギリギリまで水を切らしません。
10、収穫
だいたい稲穂の9割が黄色くなった状態でコンバインで収穫を行います。
11、乾燥
じっくりと乾燥させます。残念ながら天日干しは行っていません。
12、籾保管
乾燥後は、昔ながらの籾で保管します。出来る限り注文を受けてから籾摺りを行います。
酸化が防げる上に籾で冬を越すと甘みが増し美味しさアップです。
13、籾摺り
保管していた籾を食べられる状態の玄米にします。
籾を外し玄米にした状態で粒の大きさで選別し石抜き・色選(玄米色以外の異物を取り除く機械)を行っています。
お客様のニーズによっては精米機で精米し出荷します。
